2024年11月22日金曜日

One day , One life

 


かれこれ20年以上前の話なので、もう守秘義務も知的財産権もないと思うので書いてみる。

長男が生まれたばかりのある日、会社の帰りに当時の仕事の同僚と私の子どもの誕生祝いに一杯飲みに行くことになった。最寄り駅の高架下の飲み屋だった。

子どもの名前について、その由来などについて語っているときだった。席の端のほうにいた一人が「名前に◯という漢字をつけるなんて、ヤンキーみたいですね」と突っかかってきた。話の輪に入れていなかったのが悔しかったのか、はたまた酒が入ると絡みやすくなる人格だったのか。身内に不妊症に悩む人がいたのか。そのときは特に深く考えもしなかった。

当時、彼は独身だったのだが、その後、彼にも出会いがあり、結婚することになった。

しかし、相手の女性は、無排卵症の人だった。私はたまたまそのことを知っていたが、プライバシーのこともあり、当時、誰にも口外していなかった。

当時の会社をやめた私は、もう20年近く彼らに会っていない。

その、子どもの名前の方だが、現在、海外で活躍するスポーツ選手の名前にも使われている漢字である。当時としても人気の上位に入る名前だったので、大して変わった漢字でもなかったはずだ。

そんな些細な出来事は覚えてもいないだろうが、思い出してしまった自分のほうが、そのスポーツ選手の活躍を目にする度に、ほろ苦い気分になる。





0 件のコメント:

コメントを投稿