国慶節に湧く隣国であるが、そこに住む若者から題記のコメントを添えた投稿があった。
西側のSNSに。
隣国のカラーが何色かを考えれば、そのコメントに何か政治的な暗喩があるのではないかと深読みすることは、むしろ自然である。
私は第一報として、あたりざわりのなさそうな中国の長老のようなコメントを返したが、もっと良いコメントが思いついたら第二報を出すつもりである。
この場合、隣国の政治体制を安易に批判することではなく、声は届いている、ということを明確に示すことが正しい対応なのだろう。
(映像は2000年当時)。
国慶節にちなみ、隣国は改めて台湾統一について触れたとのことである。逆に触れないほうがニュースだというコメントもあった。
鄭成功に触れることは、果たして台湾と隣国の関係にとってプラスなのか、マイナスなのか。その書籍の中で、台湾の政治的な帰属に関して、司馬遼太郎は言葉を濁した。ただ、台湾にとって平安な日々があってほしい、というふうに。1984年頃、当時はまだ今ほど隣国の軍事力も拡大していなかった。
隣国の政治体制は、果たして台湾を何者かから開放する類い(鄭成功の場合、オランダ東インド会社)のものであるだろうか。
ちなみに中華民国国慶節として双十節(雙十節)があり、10月10日なのだとか(辛亥革命1911年10月10日)。横浜中華街には、両方のポスターがあるという。たしかサンフランシスコの中華街も両方が入り混じっていて、4月に我々が訪れた際には台湾のイベントをやっていた。
蛇足ながら、日本には「隣の芝生は青く見える」という諺がある、と言いかけたが、まだ伝えていない。
普段なら、読者の想像・判断に委ねるところも、だいぶ言葉にした。
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