私にとってのLinux元年となった昨年。そして今年は安定運用の年へ。できることなら、妻にとってもWindowsのバックアップまたは代替として位置づけたい。とりあえず、今のところCanonプリンタ&スキャナを動かせることまでは確認した。
私が最初にLinuxに興味を持ったのは2008年頃でUbuntuのバージョンが一桁台だったと思う。すでにLinux MintやZorin OSも産声を上げていたと思うが、インストール方法が光学ディスクに依存していたし、多分まだそれほど完成していなかったのではないかと思う。それが昨今のAIの普及は、試してみたあとの定着率に貢献していると思う。
一時期、従事した経験のあるジェネリック医薬品の分野もそうだっただろう。長らく安かろう悪かろうの時期が続いたが、今は本家(先発品)と同等か、製品によっては先発品の欠点を改良したものもある。具体的な事例として、
① クラリスロマイシン(抗菌薬)
先発医薬品の欠点
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非常に苦味が強く、小児や高齢者で服用困難
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懸濁すると苦味が出やすい
ジェネリックでの改良
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苦味マスキング技術(コーティングや粒子設計)を改良
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懸濁後も苦味が出にくい製剤設計
→ 小児への服薬コンプライアンスが向上
② アムロジピンベシル酸塩(降圧薬)
先発医薬品の欠点
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錠剤がやや飲みにくい
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高齢者では嚥下困難な場合あり
ジェネリックでの改良
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小型錠の採用
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OD錠(口腔内崩壊錠)を多くのメーカーが開発
→ 水なしでも服用可能になり、高齢者の利便性が向上
③ フェキソフェナジン塩酸塩(抗ヒスタミン薬)
先発医薬品の欠点
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錠剤がやや大きい
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割線がなく分割しにくい
ジェネリックでの改良
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小型化・割線追加
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OD錠のラインナップ追加
→ 用量調節や服用しやすさが改善
④ アセトアミノフェン細粒
先発医薬品の欠点
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粉っぽさ・苦味により服用しにくい
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小児で飲み残しが多い
ジェネリックでの改良
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粒子コーティングによる苦味低減
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流動性改善で分包・服用しやすさ向上
→ 小児・在宅医療で使いやすくなった
⑤ 添加物・包装面での改良(一般的傾向)
先発医薬品の欠点
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湿気に弱い
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ヒートシールが硬く開けにくい
錠剤表面の刻印が読みにくい
ジェネリックでの改良
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防湿性の高いPTP包装
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高齢者でも押し出しやすい設計
→ 保存性・安全性・利便性の向上 レーザープリンタによる印字で読みやすい
⑥ダブルバッグ型抗生物質キット製剤
抗生物質粉末と溶解液を2室(ダブルバッグ)で一体化したバッグ構造。
下室に溶解液、上室に薬剤粉末を充填し、使用直前に隔壁を開通させてワンプッシュで溶解・混合するタイプです。この形状は、溶解操作の手間を減らし、針刺し事故・薬液取り違え・細菌混入などの危険を低減するという利点があります。
👉 ピペラシリン・タゾバクタムのジェネリックだけでなく、セフトリアキソン(第三世代セフェム系抗生物質)などでも同様のバッグ型キット製剤が存在しており、一般的な傾向として採用されています。
⑦ ダブルチャンバー/プレフィルドシリンジ
2室プレフィルドシリンジ
— 先発のフリーズドライ粉末と溶解液を1本のシリンジに2室で構成し、操作時にプランジャー操作で混合可能。この剤形は、従来のバイアル+溶解針+シリンジという煩雑なステップを減らせるため、ジェネリックでも採用実績があります。特にバイアル操作そのものの簡便化・誤操作防止に有効です。
⑧キット製剤全般としてのメリット
これらのワンステップ/キット型の設定は、次のような「先発医薬品の欠点」の改良につながっています:
溶解操作の時間・ステップ削減
→ 医療従事者の手間が減る針刺し事故・細菌混入リスクの低減
→ 安全性向上投与調整ミスの防止
→ 調製エラーの軽減混合忘れ・不完全溶解の防止
→ 投与品質の安定
こうした利点が、ジェネリック製品の付加価値として評価され、ダブルバッグや2室シリンジといった“剤形改良版”が商品化されています。
以上、盲目的に先発品を使っていればいいというものではない、ということを言いたいがために、事例多めで説明しました。
現時点で、Linuxの一部のDistrosがWindowsを超えたとまでは言わないが、肩を並べているということは言えるのかもしれない。各論で言えば(バージョン更新を伴う課金、アップデートの煩雑さ、ブラウザのフォントの調整、etc)超えているという点も多い。
入り口としては数多ある派生版(distros)の中から自分好みのものを見つけ、バグ報告などからそのコミュニティに加わって行く、というのが理想なのだろうが、自由な時間が必要なので、受験や子育てから開放されている必要があるかもしれない。
