2026年2月4日水曜日

「安かろう悪かろう」から「痒いところに手が届く改良品」へ

 私にとってのLinux元年となった昨年。そして今年は安定運用の年へ。できることなら、妻にとってもWindowsのバックアップまたは代替として位置づけたい。とりあえず、今のところCanonプリンタ&スキャナを動かせることまでは確認した。

私が最初にLinuxに興味を持ったのは2008年頃でUbuntuのバージョンが一桁台だったと思う。すでにLinux MintやZorin OSも産声を上げていたと思うが、インストール方法が光学ディスクに依存していたし、多分まだそれほど完成していなかったのではないかと思う。それが昨今のAIの普及は、試してみたあとの定着率に貢献していると思う。

一時期、従事した経験のあるジェネリック医薬品の分野もそうだっただろう。長らく安かろう悪かろうの時期が続いたが、今は本家(先発品)と同等か、製品によっては先発品の欠点を改良したものもある。具体的な事例として、

① クラリスロマイシン(抗菌薬)

先発医薬品の欠点

  • 非常に苦味が強く、小児や高齢者で服用困難

  • 懸濁すると苦味が出やすい

ジェネリックでの改良

  • 苦味マスキング技術(コーティングや粒子設計)を改良

  • 懸濁後も苦味が出にくい製剤設計
    → 小児への服薬コンプライアンスが向上


② アムロジピンベシル酸塩(降圧薬)

先発医薬品の欠点

  • 錠剤がやや飲みにくい

  • 高齢者では嚥下困難な場合あり

ジェネリックでの改良

  • 小型錠の採用

  • OD錠(口腔内崩壊錠)を多くのメーカーが開発
    → 水なしでも服用可能になり、高齢者の利便性が向上


③ フェキソフェナジン塩酸塩(抗ヒスタミン薬)

先発医薬品の欠点

  • 錠剤がやや大きい

  • 割線がなく分割しにくい

ジェネリックでの改良

  • 小型化・割線追加

  • OD錠のラインナップ追加
    → 用量調節や服用しやすさが改善


④ アセトアミノフェン細粒

先発医薬品の欠点

  • 粉っぽさ・苦味により服用しにくい

  • 小児で飲み残しが多い

ジェネリックでの改良

  • 粒子コーティングによる苦味低減

  • 流動性改善で分包・服用しやすさ向上
    → 小児・在宅医療で使いやすくなった


⑤ 添加物・包装面での改良(一般的傾向)

先発医薬品の欠点

  • 湿気に弱い

  • ヒートシールが硬く開けにくい

  • 錠剤表面の刻印が読みにくい

ジェネリックでの改良

  • 防湿性の高いPTP包装

  • 高齢者でも押し出しやすい設計
    → 保存性・安全性・利便性の向上

  • レーザープリンタによる印字で読みやすい


⑥ダブルバッグ型抗生物質キット製剤

  • 抗生物質粉末と溶解液を2室(ダブルバッグ)で一体化したバッグ構造。
    下室に溶解液、上室に薬剤粉末を充填し、使用直前に隔壁を開通させてワンプッシュで溶解・混合するタイプです。

  • この形状は、溶解操作の手間を減らし、針刺し事故・薬液取り違え・細菌混入などの危険を低減するという利点があります。

👉 ピペラシリン・タゾバクタムのジェネリックだけでなく、セフトリアキソン(第三世代セフェム系抗生物質)などでも同様のバッグ型キット製剤が存在しており、一般的な傾向として採用されています。


⑦ ダブルチャンバー/プレフィルドシリンジ

  • 2室プレフィルドシリンジ
    — 先発のフリーズドライ粉末と溶解液を1本のシリンジに2室で構成し、操作時にプランジャー操作で混合可能。

  • この剤形は、従来のバイアル+溶解針+シリンジという煩雑なステップを減らせるため、ジェネリックでも採用実績があります。特にバイアル操作そのものの簡便化・誤操作防止に有効です。


⑧キット製剤全般としてのメリット

これらのワンステップ/キット型の設定は、次のような「先発医薬品の欠点」の改良につながっています:

  • 溶解操作の時間・ステップ削減
    → 医療従事者の手間が減る

  • 針刺し事故・細菌混入リスクの低減
    → 安全性向上

  • 投与調整ミスの防止
    → 調製エラーの軽減

  • 混合忘れ・不完全溶解の防止
    → 投与品質の安定

こうした利点が、ジェネリック製品の付加価値として評価され、ダブルバッグや2室シリンジといった“剤形改良版”が商品化されています

以上、盲目的に先発品を使っていればいいというものではない、ということを言いたいがために、事例多めで説明しました。


現時点で、Linuxの一部のDistrosがWindowsを超えたとまでは言わないが、肩を並べているということは言えるのかもしれない。各論で言えば(バージョン更新を伴う課金、アップデートの煩雑さ、ブラウザのフォントの調整、etc)超えているという点も多い。

入り口としては数多ある派生版(distros)の中から自分好みのものを見つけ、バグ報告などからそのコミュニティに加わって行く、というのが理想なのだろうが、自由な時間が必要なので、受験や子育てから開放されている必要があるかもしれない。

あるいは、ここはWindowsよりはいいな、という点を見つけるのも良い。

2026年1月26日月曜日

「母をたずねて三千里」のフィオリーナは、ジブリ・ヒロインの「はじまりの気配」だったのか

 前にも述べたとおり、アニメ「母をたずねて三千里」を見ています。その登場人物に、大道芸人一家の娘・フィオリーナがいます(文末の写真参照)。ビジュアルがジブリ作品のヒロインに似ているので、以下の考察をChatGPTに書かせました。

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アニメ『母をたずねて三千里』(1976)に登場するフィオリーナは、物語の主役ではない。母を探すマルコの旅を支える、いわば伴走者のような存在だ。だが彼女は、単なる「健気な少女」では終わらない。自分の考えを持ち、感情に流されすぎず、それでいて冷たくもない。1970年代のテレビアニメとしては、驚くほど現実的で、自立した少女像だった。

このフィオリーナの造形を手がけた現場には、高畑勲と宮崎駿がいる。後にスタジオジブリを形づくる二人だ。そう考えると、フィオリーナの中に、のちのナウシカやキキ、月へと連なるヒロイン像の萌芽を見出すのは、決して穿ちすぎではない。

ジブリ作品のヒロインたちは一貫して「守られるだけの存在」ではない。物語の中で迷い、悩み、選択し、時に失敗する。その設計思想は、すでにフィオリーナの中に静かに息づいている。ただし彼女はまだ、世界と正面から対峙する存在ではない。あくまで誰かの旅の隣に立つ少女だ。

言うならば、フィオリーナはジブリ・ヒロインのプロトタイプではなく「はじまりの気配」なのだろう。後年、物語の中心へと歩み出す少女たちの、その一歩手前に立っている存在。彼女は、ジブリが描こうとした女性像が、まだ言葉になりきる前の、確かな予感だったのかもしれない。

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(コラム風に書いて、といったら上記のように起承転結の4段組で書いてきた。私の方で多少の修正は加えている。文章作成はGeminiのほうが得意ではないかと思っていたが、考えを改めた。ちなみにGeminiには書かせていない。ChatGPTの出来が思いの外、良かったので。)

というわけで、スタジオ・ジブリファンは、その独立前の業績といえる「母をたずねて三千里」を見ることをおすすめします。後にオリジナルの脚本・ストーリーを手掛けていく中で、その主人公の人物像の設計にあたって、それまでに他者の作品の中にあったキャラクターで自ら味付けしたものでたたき台とした一人に挙げられるのではないでしょうか。検索した限り、「紅の豚」の登場人物にもフィオリーナ・ピッコロという登場人物がいるので、何かを引きずっていることは確かだと思います。

*念の為ですが、私はさほどジブリファンではありません。子供のお供で見たのは、「となりのトトロ」と「紅の豚」くらいしか記憶にありません。

Just for your better understanding.

(イラスト)J:COM BSの番組表より。

中央にいるのがマルコ、左後方にロバに乗っているのがフィオリーナ。このイラストではジブリ色は弱め。


2026年1月25日日曜日

FDL27のLED版がいつの間にかネットに出ていた。

 うちの場合はキッチンの照明に使われているFDL27蛍光灯。覚えている限り、LEDは販売されていなかった。2027年の蛍光灯製造および販売の終了に伴い、どうなるかと思ってとある家電量販店の店頭を覗いたら、在庫の傍らに「販売終了に付き、照明器具の取り換えを検討するように」との掲示が。ちなみに在庫の価格は¥2,700。

在庫の最安値を探してジェーソン、ウェルシア等を回ろうかと思い、念の為、ネットを確認すると、すでに同型のLED版が販売されていて、値段も店頭の蛍光灯の半額以下になっていた。このLED版を店頭に並べないことに何らかの意図を感じてしまう。

ちなみに、E26/E17ソケットの蛍光灯や白熱電球は2012-2014年ごろにすべてLEDに交換済みだった。シーリングライトのほうは、蛍光灯が切れるまで使い続けていれば、その間に照度も改良され、値段も下がっていくのだろう。



今、大相撲が面白い。

 一日一日の取り組みを熱心に追うくらいに大相撲が面白くなっているのは、若島津の大関取りの頃以来だとすれば40年ぶりくらいになる。小学生の頃。

中学から結婚するまで関心が薄れた時期もあったが、最近は2ヶ月に一度のルーティンとして見ており、場所が終わると「今日から放送はないのか」という多少の寂寥感に襲われるようになった。

現在の面白さは、豊昇龍、大の里、安青錦の三者が、まるでじゃんけんのように得手不得手がはっきりしているところだ。以下、左(ほぼ全勝)>右(全敗)カッコ内(その理由)

豊昇龍>大の里(柔道の投げ技に近い技を苦手としている)

大の里>安青錦(押し相撲に弱く、義ノ富士(草野)も苦手としている)

安青錦>豊昇龍(レスリングのような組み合いを苦手としている)

それ以外では、白鵬部屋を吸収した伊勢ケ濱(○○ノ富士)勢が部屋の稽古の充実ぶりを表すかのような好調ぶりで、今場所は熱海富士の元気がいい。熱海富士、義ノ富士、伯ノ富士他で同部屋対決がないので、ここだけ団体戦のようになっている。

また、玉鷲、高安ら無駄に強いベテランも侮れない。

北の海・北天佑 vs 隆の里・若島津 vs 千代の富士・保志

のような優勝争いにおける援護射撃を見られるようになるには、横綱がいかに自分の部屋の力士を鍛えられるかにかかっているだろう。


2026年1月24日土曜日

市町村の月刊広報紙

 地方自治体(市町村)のウェブサイトはだいたい同じような構成と決まっている。ブログのように、決まったフォーマットがあるのかも知れない。その中に「広報紙」のコーナーがある。

ひょんなことからバックナンバーを調べたところ、故郷(本籍地)のバックナンバーは昭和28年から公開していた。比較として、茨城県内の東海村(市町村合併を免れているところとしてピックアップ)を見てみたが、平成14年(2002年)以降のみ公開していた。

昭和28年といえば1953年で、日本がアメリカ統治下からサンフランシスコ講和条約にて国家主権を回復したのが1950年、同じ年に朝鮮戦争が始まり、それが終わったのが1953年7月なので、東アジアの戦乱が沈静化して以降の分は網羅できていると言える。

自分が生まれたときの届け出の公示の分もあった。



2026年1月20日火曜日

「母をたずねて三千里」初見。

 昨日からJ:COM BSの20:30から2話ずつ始まりました。たぶん、52話です。「フランダースの犬」は18:30から2話ずつやっていたのですが、2時間遅くなっています。このシリーズを見るのは初めてです。「フランダースの犬」は、長男が幼稚園の頃に図書館でDVDを借りてみたそうです。正月に長男に確認しました。

フランダースの犬を見ていたときは、主人公ネロが長男の幼い頃と重なりましたが、今回の主人公マルコは次男の幼い頃の様子と重なります。子供の幼い頃が懐かしくてアニメを見始めるなど、予想だにしない展開です。人生は何が起こるかわかりません。

オープニングのテロップに宮崎駿の名前がありました。エンディングのテロップには高畑勲の名前も。登場人物の表情に、彼らの後の作品にも共通して見られる雰囲気があります。

このようにアニメを見始めた私ですが、正午のニュース、夕方のニュース、ワイドショーなどは見なくなりました。

2026年1月17日土曜日

僕が見た久米宏はテレビの中

 以前、Zorin OS17.2→18のメジャーアップデート(整数部分が増える)には失敗したが、最近、Linux Mint22.2→22.3のマイナーアップデート(少数部分が増える)にはCinnamonでもXfceでもうまく行っている。

その経験から、Zorin OSに限らずメジャーアップデートは極力行わずにいようと思っているが(Debian12は13にせずに使い続けている)、その点を差し引いても、Linux MintとZorin OSの完成度にはこれだけのものをユーザーには課金しない(経営は有志による寄付でまかなっている)世界があることに感動を覚える。

この恩恵をどのようなかたちで返そうかと考えると、わたしはその分を献血とマンション近隣のボランティア清掃(禅の言葉で作務「さむ」と呼ぶが、Linux Mintの言語変換の辞書には入っていない)いうかたちで返すことを考えている。ちなみに北朝鮮では400mLの全血は米3キロと交換できるらしい。

エッセンシャル医薬品に占めるジェネリックの割合は目標を達成して8割を超えているが、成長産業と位置づけた革新的医薬品の医療費の増大の前に医療費削減という目標の前には「焼け石に水」に終わった。一方、デスクトップOSに占めるLinuxの割合はある統計では年末から年始にかけて1.91%から2.26%へ0.35%増えたところだが、これが有償で販売されているOSのシェアを超えることはなくても、日本におけるICT教育やにわかに湧いたAI特需によるメモリ・SSDの欠品を埋め合わせするリサイクル市場の形成などの観点では希望の兆しだろう。

久米宏さんが亡くなった。ザ・ベストテン以降、私が知る久米宏はテレビの人だが、ラジオ界隈からも哀悼の意が相次ぎ、筑紫哲也が亡くなった際に久米宏が「冥福を祈らない」と言ったことに習い、高橋源一郎も同様に冥福を祈らないと、自身のラジオ番組の冒頭で述べていた。


斎藤和義のデビュー曲。