2016年11月23日水曜日

未来は、暗くない。

比較的近い関係の夫婦の中3のお子さんに、ある高校の野球部から授業料免除の特待生として声がかかりました。「寮費だけでいいから」とのこと。

その夫婦は子供にその高校への進学を勧めたものの、結局、本人は行かないことを決めたそうです。同じ中学には3チームから声がかかっている子もいる中で、自分の実力を冷静に判断した結果なのかもしれません。

しかし、一方で、将来つきたい仕事が既に決まっているのであれば、一時の夢を見る必要がない時代なのかも知れません。一時の夢を見るために、それがうまくいかなかった時の不確定要素(のほうが大きい)を受け入れるより、そこに確実な幸せな人生を送れそうな選択肢があったから、それを選んだまでかもしれません。

現代は、夢のない時代だとも言われます。「テレビの中に夢が無い」、などとも。社会全体が昔に比べて豊かになったのはもう一昔前の話で、今は後退の局面かも知れませんが、であるから尚更、子供たちは現実的な選択をするのだろうか、とも思ったりしました。今の生活に満足していれば。しかし、それは決して悪いことではないとも思いました。我々親の世代とは、時代が抱えている世相が違えば価値観も違うのでしょう。


2016年11月13日日曜日

ワイシャツ買う時

ワイシャツを買う時に気をつけているのが、胸ポケットの有る無しだ。
スペイン系のファストファッションの店のシャツには、基本的に胸ポケットがついていない。

ワイシャツの胸ポケットは、伝統的にはむしろ無いほうが正統と言われる様だが、IDカードが手放せない昨今のビジネスにおいては機能的に胸ポケットがないと不便なことが多い。

あと、シャツの製造国が中国から最近はベトナムやバングラディッシュになりつつあるが、新興メーカー(ショッピングモール系)の安いシャツは背中のまちがなくなっている場合が多い。その点、意外とヨーカドーのシャツは背中にちゃんとまちをつけていたりする。

アメリカ系のブランドで、ユニクロ・GUのように数ランク設けているブランドのトップブランドのシャツが好きだった。そのブランドにはマークのようなものはなく、一見、無印良品のように外観からはどこのブランドかは分からない。しかし、胸ポケットと背中のまちがあり、そして生地の肌触りが上質で気に入っていた。

しかし、今日、久しぶりにとあるアウトレットでそのブランドの店舗を覗いたら、胸ポケットがなくなっているものが多かった。そして、生地も劣化しているように感じた。その下位ブランドでは既にデザインや生地の質の劣化も激しく、最近は店舗を覗くことすら少なくなったが、上位ブランドですらその風潮にのまれているようで残念でならなかった。