東日本大震災当時、6歳だった行方不明の女の子の遺骨が、14年7カ月ぶりに南三陸町の両親のもとに戻ったという夕方のニュースを目にする。距離にして100キロ離れた場所で見つかったようだ。
震災当時と比較して、私が住んでいるエリアの変化と言えば保育園が増えたことだ。近隣の雑居ビルにひとつ、マンションの一角に一つ。それ以外にもあるのかもしれない。
その保育園の子らが先生に連れられて、隊列を組んで私のマンションに隣接する公園に遊びに来る。またはうちのマンションを通り過ぎて、近くの公園に向かう。そのにぎやかな様子が、自宅の書斎の窓の外から声が聞こえてきて、思わず身を乗り出して覗き込む。ひとりひとりの子が、どこかのご家庭の何ものにも代えられない宝なのだろう。
そこにいる子どもたちは1年ごとに入れ替わっているのだろうが、COVID-19以降の私の在宅勤務には欠かせない花鳥風月のひとつになっている。
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