2015年3月29日日曜日

開花を待つ

真冬より太陽が高く上がるようになり、窓から差し込む光の足が短くなった。風はまだ温かくはないが、やや冷たく感じる冷気が肌に心地良い。東京では既に桜がほころび始めているが、このあたりはまだ蕾は固い。

私は太陽が届かなくなったリビングのフローリングに寝そべり、 おもむろにテレビをつけた。甲子園で地元選出の高校が大阪の強豪校と野球の試合をしていた。画面から雨の筋が見える。雨雲は夕方には関東に届くのだろうか。

序盤、地元選出校がリードしていた試合は、試合終盤に追いつかれ、逆にリードされ、 そして守備の乱れをきっかけに突き放された。もはや力尽きたか。そのような雰囲気の中で最終回の攻撃を見守る。

ヒットとフォアボールでランナーをため、 送りバントでツーアウトランナー2・3塁となり、迎えるバッターは3番。点差は2点。一打逆転も可能な状況だが、結果は外野フライで試合終了。試合後の選手たちの表情からは、順当な結果だった様子が伺えた。












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