2025年11月29日土曜日

中央アジア

 


シルクロードというと、古代中国人がエッチラオッチラ三蔵法師かマルコ・ポーロのように中国からローマあたりまで遠路行商していたような錯覚を持つが、そのようなケースはほぼ稀で、多くは途中に存在する国家を仲介しての東と西の産物の売買だったのだろうとの思いを新たにした。

映像に出てくる地図で、黒海とカスピ海の間に横たわる山脈はGoogleマップでは緑地化しているように見えて、逆にカザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタンあたりの緑地はGoogleマップでは砂漠化しているように見える。時代の経過とともに砂漠化して、国家が消滅したのだろうか。


久しぶりに好感の持てるアナウンサーを見つけたと思って不純な動機から見始めた番組だが、そんなアナウンサーも実は自分の年代にとっては子供くらいの年齢だ。

NHKが全映像をNHK ONEとyoutubeで管理し始めたようで、以前使えたm3u/m3u8が使えなくなって困っているが、依然としてLinux/X11ではデスクトップ録画できるようだ。

2025年11月28日金曜日

親鸞の命日

 今日は親鸞上人の命日だそうです。享年90歳。医学も発展していなかった当時としては大往生でしょう。

そのことを知ったのはある地方紙のコラムですが、その後、築地本願寺のウェブサイトを見ましたが、そのことには特に触れていませんでした。

晩年、茨城県に20年ほど滞在した後、京都に帰り、京都で亡くなったと思います。東京にいたことはないと思います。当時の東京はもしかすると北関東とほとんど変わらない発展程度だったのではないかと思います。

「親鸞の命日に関して、私が書きそうなエッセイを書け」とAIに頼んでみましたが、出来は今ひとつでした。


2025年11月27日木曜日

年賀状じまい

 ブラックフライデーの影響で、佐川急便の配達が遅延気味だというニュースがあった。ネット通販の普及で、物流に負荷がかかり続ける時代となっている。

我が家は昨年の年賀状で、「年賀状は今年で終わりにします」のご案内をした。昨年、喪中はがきをいただいた(ため、そのお知らせをしていない)人との間での連絡は残っているが、今年は年賀状の印刷がないのでややのんびりとした年末を迎えている。ハガキの印刷はネット注文、宛先は自宅プリンターだったが、最後に家族写真を使ったのは子供が高3と高1の頃のものでもう5年前になる。その後4年間は味気ない図柄印刷のものが続いていた。

一般の郵便物も最近はレターパックで送ることが常で、それ以下の価格での送付は安全面での不安を感じたり、配達員に負荷をかけて申し訳なく感じてしまう。あるいは逆に、手紙やハガキは誤って紛失してしまっても構わないような用件で、生存確認くらいのコミュニケーション手段として、郵政を支えるための薄く広くかき集めるお賽銭のような位置づけになってしまっているのかもしれない。

2025年11月25日火曜日

52歳の目から見た「フランダースの犬」



民放各局のBS4Kからの撤退が伝えられている。通常のBS放送でも松竹チャネルがJ:COMに売却されたのを少し前に知った。そのJ:COM BSで「フランダースの犬」が放送されていることを知った。全52話で平日に2話ずつ放送され、今日その27,28話が放送された。

救いのないエンディングだとしばしば言われたりするが、この作品がなぜ人の心を打つのだろうと考えてみた。今までちゃんと見たことはなく、あらすじとしてのエンディングを知った上で、今日の2話を見た感想である。

52歳の目から見た感想は、少年の一生懸命さ、健気さがたくさん詰まった作品だからなのだと思った。アニメの設定では10歳とのことだが、自分の子育てを振り返ると、もっと幼かった頃の印象が蘇る。

そのような一生懸命さや健気さは、人は年を取るだけでも失ってしまうものだと思う。年を取ると性格も変わるという表現でここでも何度か触れてきた。フィクションに登場する人物では、パール・バック「大地」の阿蘭と並んで印象深いものとなった。

2025年11月23日日曜日

インドにおけるUnknown OSの正体

Source: StatCounter Global Stats - OS Market Share

 上の図に示されるように、インドにおいてはWindowsのシェアが徐々に低下し、現在では総数としてはUnknownがトップです。その主体はインド政府が開発したBOSS GNU/Linux(DebianベースCinnamonデスクトップ)であることが予想されています(何らかの理由でLinuxとしてカウントされていない)。

昨今の日中の政治的摩擦は、どうしても日本が米国の威を借りて強気に出ている点が否めないため、私個人としてはかっこ悪いことこの上ないと感じています。

では、日本は対米従属から脱却できるのか、一例としてPCのOSでさえ米国に依存しきっているのに・・・というところから、過去に日本ではTRONという国産組み込みOSを教育用に普及させようとして頓挫したというケースを聞いたことがあったので、この機会に調べてみました。

以下、Geminiによる。

TRON(トロン)、特にパソコン向けのOSであるBTRONが日本の教育現場で普及しなかった理由は、単一の要因ではなく、**「日米貿易摩擦という政治的圧力」「Windowsの爆発的な普及という市場の力」**が複雑に絡み合った結果です。

当時の状況を整理して解説します。


TRONが教育用OSとして普及しなかった主な理由

1980年代後半、日本の学校教育に導入するパソコンの標準規格として、TRON(BTRON仕様)が採用されることがほぼ決定していました。しかし、以下の要因によりその計画は頓挫しました。

1. 日米貿易摩擦と「スーパー301条」の標的化

これが最も直接的かつ決定的な打撃となりました。 1989年、アメリカ通商代表部(USTR)は、日本の独自規格であるTRONを**「貿易障壁(非関税障壁)」候補**としてリストアップしました。

  • アメリカ側の主張: 「日本政府が学校教育にTRONを指定することは、アメリカ企業(マイクロソフトやIBMなど)の参入を阻害する不公正な貿易慣行である」

  • 実際の影響: 当時はジャパン・バッシング(日本叩き)が激しい時代でした。松下電器(現パナソニック)などのメーカーは、アメリカ市場でのビジネスへの報復を恐れ、教育用TRONパソコンの製造・販売から撤退せざるを得なくなりました。

  • 結果: TRONは「政府調達の対象外」とされ、教育現場への導入計画は白紙撤回されました。

注記: 後にアメリカ側は「誤解があった」としてTRONを制裁リストから外しましたが、その頃にはすでにメーカーが撤退し、時機を逸していました。

2. 「デファクトスタンダード(事実上の標準)」の敗北

TRONが政治問題に巻き込まれている間に、世界のPC市場は劇的に変化しました。

  • Windowsの台頭: 1990年代に入ると、MicrosoftのWindows 3.1Windows 95が登場し、世界的な覇権を握りました。

  • PC-9800シリーズの存在: 当時、日本のPC市場はNECのPC-9800シリーズが圧倒的なシェアを持っていました。NECなどの国内メーカーにとっても、ハードウェアごとの違いをなくして共通化を目指すTRON構想は、自社のシェア(既得権益)を脅かす存在でもありました。

3. 教育現場と保護者のニーズの変化

導入計画当初は「子供にも使いやすいOS」としてBTRONが評価されていましたが、Windowsが普及するにつれ、現場の声が変わりました。

  • 「実社会で使われているものを」: 保護者や教師から、「学校独自のものではなく、社会に出た時に役に立つWindowsやMacを教えてほしい」という要望が強まりました。

  • ソフト不足: 普及しなかったため、教育用ソフトウェアの開発会社もTRON向けの開発を行わず、Windows向けのソフトばかりが増える「鶏と卵」の状態に陥りました。

今回の調査は以上です。

2025年11月22日土曜日

イノベーター理論による「先行者利益」の境界線(Linux OS編)

 一般的なマーケティング理論(ロジャースの普及学)では、普及率が16%(イノベーター2.5% + アーリーアダプター13.5%)を超えると、市場は「キャズム(深い溝)」を超え、一般的になり始めるとされています。

  • 先行者利益がある期間: 普及率 16%以下(アーリーアダプターまで)

  • コモディティ化(常識化): 普及率 16%〜50%以上


この基準をLinuxの各市場に当てはめると、現状は以下のようになります。

領域別のLinux普及率と現状の立ち位置

① サーバー・クラウド・スーパーコンピュータ領域

  • 普及率: 80%〜100%

  • 判定: 先行者利益は終了 → 「インフラ(社会基盤)」化

Webサーバー、クラウド(AWS, Azure, GCP)、スーパーコンピュータ(TOP500の100%がLinux)の世界では、Linuxは圧倒的なマジョリティです。 ここでは「Linuxが使えるから希少価値がある(先行者利益)」という段階は2000年代〜2010年代初頭に終わりました。現在は**「Linuxを知らないと仕事にならない」という、英語や数学のような基礎教養**になっています。

今の利益の源泉: 「Linuxを使えること」自体ではなく、「Linux上で何(AI、コンテナ、自動化)ができるか」にシフトしています。

② モバイル・組み込み・IoT領域

  • 普及率: 非常に高い(Androidを含めれば世界シェア70%以上)

  • 判定: 先行者利益は終了 → 「標準規格」化

AndroidはLinuxカーネルベースです。家電、自動車、工場の制御システムもLinuxが主流です。ここでもLinuxは「当たり前の選択肢」です。

③ デスクトップ(PC)領域

  • 普及率: 約 3% 〜 4%

  • 判定: 依然として「先行者利益(ニッチな強み)」が存在

WindowsやmacOSが支配するデスクトップ市場において、Linuxのシェアは極めて低いです。 しかし、「3%〜4%」という数字は、まさにイノベーター(2.5%)からアーリーアダプター(13.5%)への移行期に当たります。

【デスクトップLinux利用者の先行者利益とは?】 市場シェアが低い今だからこそ、以下のメリット(利益)があります。

  • 開発環境との親和性: 本番環境(サーバー)と同じ環境を手元で動かせるため、エンジニアとしての生産性が劇的に向上する。

  • ハードウェア寿命の延命: Windows 11等の要件を満たさないPCでも、Linuxなら高速に動作し、資産を有効活用できる。

  • 深い理解: OSの仕組みを強制的に学ぶことになるため、ITリテラシーがWindowsユーザーより圧倒的に高くなる。


結論:数字で見る「利益」の分岐点

  1. 先行者利益の限界点(The Tipping Point):普及率 16%

    • もしデスクトップLinuxのシェアが16%を超えて一般的になった場合、「Linuxを使っていること」自体による優位性(ハッカー的なブランドや、希少なトラブルシューティング能力)は薄れます。現在は約4%なので、まだ**10%以上の「伸びしろ(先行者期間)」**が残されています。

  2. エンジニアとしてのキャリア視点

    • サーバーサイドでは普及率が飽和しているため、「先行者利益」ではなく**「食いっぱぐれないための必須スキル」**として捉えるべきです。

まとめ

  • インフラ/サーバー: 普及率ほぼ100%。先行者利益はないが、必須スキル

  • デスクトップ: 普及率約4%。大きな先行者利益(個人的な生産性向上、スキルの差別化)が残っている。

「Linuxを使い始めるのが遅すぎたか?」と問われれば、答えはNoです。 サーバー用途では「必須」であり、個人用途ではまだ「先端」の扱いです。どちらの視点でも、今から学ぶメリットは非常に大きいです。

*以上は、Geminiにより作成されました。

2025年11月19日水曜日

Zorin OS 17.3→18

 Zorin OSのメジャーアップデートの方法が案内されたので、試してみることにした。

秋葉原のジャンク通りで買った、キーボードの壊れたDELLのA5ノート。

リンク先の方法に従ってアップデートを開始したが、エラーが出て失敗した。その後、再起動したら起動画面でカーネルクラッシュとかが出て止まって起動できなくなった。

仕方がないので、Zorin OS18の起動USBを作成し、プロファイルを引き継いでインストールすることにした。正しいやり方かはわからないが、パーテションを選ぶところで「その他」にしてルート(/)をZorin OS17.3がインストールされていたところを選択して上書きでインストール(フォーマットしない)。

いろいろと手当は必要だったが、無事に使えるようになった。

日本の行政のデジタル化は

 妻がパスポートを取り直す(一度、期限が切れたので再申請する)ことになり、戸籍謄本の広域配布で取得することに。

コンビニで発行できないか確認すると、西之表市はできるけど中種子町はだめだったらしい。中種子町のウェブサイトにも、コンビニで住民票は取れるが戸籍謄本は取れるとはうたっていない。嘘は言っていないが、西之表市と中種子町でなぜ差があるのか。

仕方ないので妻は市役所(の出先の)窓口に行った(BiViビルという駅前のビル)。マイナンバーカードから発行しようとすると、「登録していますか?」と言われ(何を?という感じだったそう)、登録していないのなら手書きで申請したほうが早いと言われてそうしたらしい。無事に戸籍謄本は取れたので文句はないが、コンビニとの差と、マイナンバーカードを取得した意味は?

保険証を廃止しようとする愚行は明らかに見切り発車だったし、他のサービスもまだ完全ではないようだ。

2025年11月12日水曜日

VPN接続の出口サーバー

 最近のアクセスがメキシコ、香港、シンガポールからのものが多いと思っていたら、これらの国はいずれもVPN接続のexit node(出口サーバー)の定番という情報を得た。

メキシコ・香港・シンガポールはいずれも、
NordVPN・ExpressVPN・ProtonVPN・Surfshark などの大手VPN業者が多数サーバーを置いている主要拠点です。
そのため、世界中のユーザーがVPNを経由した結果、出口がその3か所に集中することがよくあります。

とのこと。あなたはどちらからのアクセスですか?

2025年11月9日日曜日

柿を送る

 もう20年近く通っている茨城県の柿農家が、今年は作付面積を40%減らしたので取引はお得意さんだけに限定していると聞いた。幸い、我が家はお得意さんとみなしていただいていることをいいことに、例年は妻の実家にしか送っていなかった柿を今年は私の実家にも送ることにした。宅急便で2日はかかる。

発送に関して、ヤマトにするかゆうパックにするかで、関西に関してはどちらでも構わない印象だったが(第一選択としてヤマトにした)、私の実家(離島)に関してはゆうパックのほうがよいということだった。鹿児島本土と離島での輸送費がこれまでは差額があったが、今は(今回送る柿の場合)1600円で同一料金とのことだった。鹿児島ー種子島間のフェリー料金をその他の地域の皆様にも肩代わりしていただいております。

民営化したはずの郵政に税金を投入せざるを得ない(する)という話をどこかで耳にして、そのような背景からの料金改定なのか、あるいは徳之島出身の稲村公望の功績に対する返礼なのか、またはその他の理由なのかは知る由もない。

2025年11月5日水曜日

二枚羽の小さな蛾

 昨年大量発生したカメムシは今年も継続して発生しているようです。緑色のが若いの、茶色いのが年取ってるのであってるでしょうか。

それに加えて、今年は小さな蛾が大量発生しているように思います。窓や網戸にくっついているのをよく見ますが、カメムシのように洗濯物に紛れて室内に侵入することは少ないかもしれません。

落ち葉がひどくなるこの季節、昨日と今日は近隣の街路樹を大量に伐採(枝下ろし)していました。来年の夏に完成する予定の東横インに沿った歩道のところも伐採していました。これほどの大量伐採は4年以上ぶりではないかと思います。

今年はついに蚊にくわれることなく冬を迎えそうです。夏場の毎朝のフィールドワークも虫除けを塗りまくってやっていたので、周りを飛んでいてもくわれることはありませんでした。先日も同様に虫除けを塗りまくってフィールドワークを行いましたが、その最中に寄ってきた蚊を全部で12匹殺しました。


2025年11月3日月曜日

文化の日

 メキシコ、シンガポール、香港の皆様、いつもありがとうございます。そして昨日はブラジルからもいらっしゃったようで。

今日11月3日は日本では文化の日で祝日でした。もともと何が行われて祝日になったのかは忘れました。

また、この文化の日に、剣道の全日本選手権(男子)が行われることも恒例であり、近年は女子も同時に行われているようでした。

今年の男子の優勝者は、母親が種子島の出身で、今日は母方の祖母も種子島から東京・日本武道館に応援に来ているとテレビの実況で解説者が言っていました。彼は4年前くらいにも一度、優勝していたので、その後の中種子町の月刊広報紙で国体か何かの際に紹介されていたので個人的には知っていたのですが、今日、日本全国の人が広く知ることになりました。