民放各局のBS4Kからの撤退が伝えられている。通常のBS放送でも松竹チャネルがJ:COMに売却されたのを少し前に知った。そのJ:COM BSで「フランダースの犬」が放送されていることを知った。全52話で平日に2話ずつ放送され、今日その27,28話が放送された。
救いのないエンディングだとしばしば言われたりするが、この作品がなぜ人の心を打つのだろうと考えてみた。今までちゃんと見たことはなく、あらすじとしてのエンディングを知った上で、今日の2話を見た感想である。
52歳の目から見た感想は、少年の一生懸命さ、健気さがたくさん詰まった作品だからなのだと思った。アニメの設定では10歳とのことだが、自分の子育てを振り返ると、もっと幼かった頃の印象が蘇る。
そのような一生懸命さや健気さは、人は年を取るだけでも失ってしまうものだと思う。年を取ると性格も変わるという表現でここでも何度か触れてきた。フィクションに登場する人物では、パール・バック「大地」の阿蘭と並んで印象深いものとなった。
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