2016年8月14日日曜日

孫の教育

子供たちが小学4年生までは、毎月送られてくる教材の採点など、私自ら子供の勉強を見ることもあったが、小学5年生以降はその採点も子供自身にやらせており、子供の勉強を見ることはなくなった。

中学に入り、成績が芳しくない場合などは教えてやろうかと思わないでもないが、今のところ教えていない。親が子供に自ら教えると、子供は反抗して親子げんかになり、期待される結果が得られないことは多いらしい。

親として子供に教えるべきことは、勉強の具体的な内容よりも、もっと理念的な、人生の楽しさとか素晴らしさであるべきであるという思いもある。それが出来ているかどうかは分からない。

一方で、この夏休みもそうだが、長期の休みに帰省すると長男は義理の父(妻の父)に勉強を教えてもらっている。義理の父は現役時代は高校の英語教師で、定年後も近所の大学に推薦入学が決まった生徒たちの入学までの補講を手伝ったり、教員仲間の方と共同で参考書を出版したりしていた。

そんな義理の父も、実の子(妻とその弟)には自ら教えることはなかったそうだ。現役時代は時間がなかったかも知れない。子供に対しては自主性を求めながらも、孫に対しては手取り足取り教えようとするのは、その時点での時間的な余裕に加え、人生に残された時間を考慮した際にそのような心境になるのかも知れない。

今、敢えて子供の勉強に対して自ら手を差し伸べることをしていない私も、孫ができれば熱心に教えるようになるのかもしれない。

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