2016年8月16日火曜日

制度と自然

興味深いデータがあった。出典はこちら。今後、日本は欧米化して婚外子が増えるのか。それとも、現状のまま留まるのか。

今の日本は、戦前よりも婚姻制度を厳格に運用している印象がある。若衆制度や夜這いなどがあった時代には、生物学的な親と戸籍上の親が異なることは珍しくない話だったという(理由は適当に調べて)。婚姻制度(一夫一婦制)は、社会の秩序を守るための制度として、人間の本能を制御する面がある。一方で、子どもの養育に責任を持たせる拘束力もあるかも知れない。

一方、少数派の意見だが、「結婚は諦めたけど子どもは欲しい」という意見も聞く。身近な事例として、事実婚を選び、入籍せぬまま出産・子育てを行っているケースも知っている。彼女は欧米に留学経験があったが、それはまるで、法規制の煩わしさを回避した自由(自然)の追求のようにも受け取れる。

制度が後押しして、女性の生き方が変わるのか。それとも、女性の生き方が変わることで社会保障制度がそれをサポートするように変わっていくのか。


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