新聞とラジオは幅広く浴びるように読む・聞くのが肝要と思っている。新聞は主要紙に限らず。ラジオも浴びるようにいろいろ聴いている中で、たまに、掴むべき情報に巡り合う。
1型糖尿病に対する医療補助は、原則、20歳で打ち切られるということが今日の茨城新聞で取り上げられていた。合併症などがあると例外という。
20歳といえば、今年の成人式は少し、感慨深いものがあった。自分の子供ではないが、小学2年生の時に脳腫瘍でなくなった子がいて、その子が生きていれば、今年、成人式だった。
「生きていれば20歳か。生きていれば。生きていればな。」と言葉を反芻すると、なぜか、目頭にこみ上げるものがあった。
その少し後ぐらいに、筑波大が脳腫瘍に関する陽子線治療機器を開発するニュースがあった。あの子も、今の医療技術があれば、治っただろうか。
アステラス製薬の50代の社員が中国に拘束されて1年という。新薬メーカーの幹部というところに政治的な意味合いを感じる。ジェネリックメーカーの社員で、原薬の調達に訪中している人間はいくらでもいただろうが、そのような利幅の少ないところであくせく働いている人間をしょっぴいたところで社会的なインパクトは少ないだろうし、逆にそのような弱いものいじめをしないところに、この事件はあくまでも日本との外交のカードなのだろう。
一方で、経済安全保障という意味では、たとえどれだけ利幅は少なくとも、医薬品の安定供給においてはジェネリック医薬品の原薬の確保という点のほうが重要なのだが。一部の抗生物質については国内メーカーに製造委託することが報じられたが、このへんは手当できているのだろうか。
親米も親中もどちらも必要で、同じ人が担当するのは無理だろうが、担当者を別々にして両方対応する必要があるのだろうが。
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