このブログの初期に、母親目線で息子の娘(孫娘)について書いたものがある。それ以来、親子の関係や遺伝などはこのブログの主要なテーマのひとつである。
専門でない方には取り付きにくいタイトルだが、今日のテーマは「男の子目線で母方の祖父からの遺伝」についてである。
男の子にとって、母方の祖父は直感的には遺伝に関しては一番意識しにくいかもしれない。父からその祖父へと、直接たどることのできるY染色体がある一方で、母方から来るX染色体は厳密にどちら由来かはわからない。
しかし、病気が絡むとわかることがある。X連鎖劣性遺伝では、性染色体がYXとなる男性で発症し、XXとなる女性では発症しないキャリア(保因者)となる(例外あり)。
であるから、母方の祖父の病気が男の子の場合は発症することがある。例として、血友病、色覚異常、ディジェンヌ型筋ジストロフィーなど。その場合、母方から受け継いだX染色体は祖父由来ということになる。
病気ではないが、つむじの左巻きが母方の祖父と一致している男性のケースがある。つむじの巻きがX染色体に依存しているのかはわからない。
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