子供たちが通う(った)高校の英語のサイドリーダーの量が半端ない。
長男が3年間に渡された分(今、部屋に残っている分)でざっと13冊あり、もしかすると他にもあるのかも知れない。
大学受験に臨む上での他教科との配分を考えても、少し、負荷が大きいかもしれない。
そのことを、正面切って批判する塾講師もいるようである。
しかし、高校英語は受験のためだけにある訳ではなく、今の日本の英語教育からすれば、その後、大学・社会人となって、いつかグローバルに活躍する上での礎とならなければならないものである。
また、受験に限らず、その後の人生を考える上で、英米文学という観点からも素養として読んでおくに越したことはない。
学年によって入れ替わりはあるようだが、長男の代でざっと見たところ、私のこれまでの読書歴から以下の3冊は必読に値するように思われた。
(記憶に頼って書いているので、邦題となる)
「チーズ・バーガーズ」
「オーヘンリー短編集(最後の一葉)」
「母よ、嘆くなかれ」(The Child Who Never Grew)
このうちいくつが、次男の代でも採用されるかわからないが、いずれも評価が定まった古典的作品なので、残るのではないかと思う。うち上2冊は翻訳の文庫本も出版されていることから、私からそれらを渡した(3つめもあるようである)。残念ながら長男はそれらに目を通すことなく通り過ぎ、次男についても今のところ手を付けた兆しはない。
英語教師の熱量を生徒が受けるにはあまりに盛り込みすぎな感は否めない。しかし、在学時には消化不良であったとしても、長い人生において、いつか、どこかでこれらに再会する機会があり、そこでその意味を改めてかみしめられるのであれば、それでいいのだと思う。
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