ここのところ、個人的な趣味と仕事上の必要性からソフトウェア関係の調べ物に費やす時間が増えている。そのような最中(さなか)、題記に関するニュースがあった。
DeepSeekを中国の検索サイト・百度で検索すると、この四字熟語?が併記されている。年末に長年愛用したガラケーをアンドロイドスマホに切り替えて以降、我々はある意味でGoogle IDを付与された世界で生きており、また24H2に更新したWindows11ではBitLockerの管理も不可避となる場合にはMicrosoft IDを付与された世界で生きていると言えるかもしれない。
百度の検索サイトの向こうには、それらの世界とはまた別の世界が広がっている。
世界を驚愕させたDeepSeekのニュースは、中国ローカルに手配できるリソースだけで本家を脅かすほどのジェネリックを生み出すことが出来た、という点にある。任天堂のゲームが技術的にはジェネリックになったもので生み出されている点からも、AIが民生品に普及していくという予兆かもしれない。他の方の解説にあったが、分野を限定すればAIは人の最高レベルを超えていくという。事例としてはチェスや囲碁・将棋のソフト。そのうち、自動運転も人間を超えていくことは想像に固くない。
中国が国家として右肩上がりに思えた2010年代に何度か訪中する機会を得た。2020年代以降、皮肉にもコロナ騒動は中国社会に、中国経済にほころびをもたらしたようにも思える。そこに別の世界が広がっていることはわかっていても、積極的に百度の向こうの世界を覗いてみようとは思わない。
しかし、オープンソース化したというDeepSeekに依存した技術が、逆に向こうから我々の方に波及してくるとすれば、それは世界的な技術の対流の変化として望ましいことなのかもしれない。
あくまでも雑感。結論や主張はない。
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