「アイテムはポリシーを表す」ということを実感している。車だ。買い替えた車。
以前乗っていた車は、一部にはファニーカーと呼ばれ(これでだいたいわかる人には分かるかも知れない)、乗り換えるつい最近までどこか30代をひきずったままでいたように思う。
現在の車は、お堅いブランドイメージ。買ったのはエントリークラスの新型車だが、他社のハイブリッド、電気、さらには水素(燃料電池)といった新しいタイプの(ガソリンエンジンではない)カテゴリーを競争相手と捉え、それらとの顧客獲得競争を経て、将来的には上のクラスへの買い替えを促す狙いの戦略車だと思う。
率直に言って、価格の割に高級仕様だと思う。また、購入後3年間はメンテナンス費用(エンジンオイル、ブレーキパッド、ウォッシャー液などの消耗品)が無料というのも大きい。これくらいの代償を払ったとしても、乗り換えの時に上のクラスに乗り換えてくれれば元は取れるということだろうか。
買い替えてほぼ1か月。いつも、身が引き締まる思いで乗っている。と同時に、大らかな気持ちで乗るようにしている。歩行者や対向車には道を譲ることが当たり前のようにふるまう。
このように、日本のメーカーの技術革新が、結果的に海外メーカーの車を高いコストパフォーマンスで乗れるようにしてくれたことに心より感謝したい。あるいは、ガソリンエンジンがついにコモディティ化し始めた局面なのかもしれない。常に、どのような分野においても新しい技術は割高だ。
追伸
以前から思っていることだが、プリウスをタクシーに採用するのはやめていただきたい。原則として乗客が乗ることが想定される後部座席の天井が低いというのはどういうことだ。プリウスを採用することが誰に対してメリットがあるのか。顧客ではなく経営側であるならば、顧客軽視ということだろう。
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