私が高1の秋から卒業までを過ごした下宿は、今は商売をやめてしまっている。卒業後、ずっと年賀状を交わしているが、2年ほど前から住所が変わっていた。下宿のおばさんが、手書きでもう引退したと書いていた。
S村先輩の学年のマドンナだったS野さんは、地元の大学の医学部に行ったことは在学中から聞いていた。ネットで調べると、進んだ診療科や結婚後の姓も分かった。かつて私は、その診療科に関わる診断薬を作っていた事があったが、はっきり言ってあってもなくてもどうでもいいような製品なので(その証拠に、年間の特許報酬が1万円ちょっと!)、多分、S野さんは製品の名前すら知らないだろう。
最後に、タイトルの「フォッフォ」とは、S村先輩が笑う時の笑い方を擬態化したものだ。
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