2023年4月22日土曜日

東京

 らしくないタイトルですが。「あまちゃん」再放送で橋本愛さん演じる女子高生の東京への憧れが熱く語られる場面に来ています。駅で線路に向かって「アイドルになりたい(東京に行きたい)」と絶叫するシーンがありました。

私も途中、一時的に千葉に避難したりしながら、東京で働き始めて足掛け11年になります。避難した期間を除くと、9年弱になるでしょうか。関東以外の人にしたら「千葉も東京」ですかね。ちなみに、東京にはそんなに出てきたかった訳ではありません。

2012年当時、まだ再開発が始まる前の虎ノ門で働いていました。今では、当時、働いていたビルはなくなってしまいましたが、その後、再開発でどう変わってしまったか確かめに何度か訪れました。

虎ノ門ヒルズをはじめ、周辺には次から次へと大規模なビルが建設され、道路も整備されています。街路樹も整備されました。新橋へ続く道路の植え込みが「カツラ」と「サルスベリ」なのは何か皮肉が込められているのかと思ったりもしました。

とても地方都市では考えられないほどの規模の再開発には目を見張るばかりですが、ふと、街路樹の植え込みの足元を見ると草ぼうぼうだったりして、管理が行き届いていない感じがして考え込むことがあります。オーナーシップといいますか、この街を自分のものとしてとらえている人がどれだけいるのだろう。多分、京都ではあり得ないでしょう。

愛宕神社も虎ノ門ヒルズのレジデンスタワー?から直結する通路ができて、アクセスしやすくなった一方で、以前の都会のオアシス的な隔離された感じがなくなって、果たしてそこを訪れる人にはどっちがよかったんだろうと思います。神社にとってはたくさんの人が来るようになってお賽銭が増えてメデタシメデタシでしょうか。

「美味しんぼ」にも出てきた、立ち食いそばの店はなくなってしまいました。その2号店が再開発が一通り終わった感じの大手町「星のや」1階にありますが、何か入る気がしなくて行かずじまいです。虎ノ門や神谷町の路地裏にある小さな店のほうが、味があって落ち着く気がします。

虎ノ門ヒルズに入居していたフランスのコンサルがつくば市に一部の機能を移転することが発表され、プレスリリースでは先月から稼働しているはずですが、もともと外国人の多いこの街ではあまり変化が感じられません。

先日、その入居しているクレオの向いの旧ライトオン駐車場の周囲の植え込みがきれいに手入れされていることに気づきました。虎ノ門ヒルズにはないきめ細やかさのような気がして、うれしくなりました。

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