今日は朝9時から我が家が住むマンションの大規模修繕計画に関する説明会があった。
説明会の主催は管理会社。 うちのマンションは数年前に管理会社を変更し、今は三菱地所の関連会社が管理している。だからと言って特に変わったことはない。レスポンスはむしろ前の管理会社のほうが良かった。
どこのマンションも竣工から10年くらいに大規模修繕が計画されていると思うが、うちのマンションも12期の2016年に計画されている(震災前はちょうど竣工10年が経過する11期の今年、2015年に計画されていたと思うが、震災後、その補修等を経て変更になったのではなかったか)。
しかし、今回の説明会が開催されたのは、東京オリンピックを控えた資材や人件費の高騰を含む見積額の高騰から、先延ばしできる部分は先延ばしすることを検討したい、といった理由からであった。
ざっくりとした計算で、230戸規模のマンションだと、大規模修繕には3.5億ほどかかる。
外壁を塗りなおしたりする為の足場を組むのに6600万くらいかかる見積もりだった。
ある意味で、東京オリンピックにはこのようなかたちで我々、直接関係しない人間も建設業界他にご祝儀を払っているということになる。逆に言うと、震災復興に関してはブレーキをかけていると言っていいのだろう。
司馬遼太郎と大前研一の古い対談を読み返している。1987年、まさに日本が土地神話に踊らされたバブル景気真っ只中頃の対談だが、「日本ほどのGDPまたは個人所得がありながら、都市部の人間がベルギーやイタリア北部ほどの豊かな生活が出来ていない」という記述があるが、それは今も変わらないのではないか。欧州についてはその後、移民や今のテロの脅威につながる新たな問題が発生している部分はあるだろうが。
ところで、子どもが手を離れた時、その余った時間とエネルギーをどこに注ぐかと言う時に、マンションの管理組合活動に打ち込むという種類の人もいるのだろうか。せっかくなら私は別のことに注ぎたいな。そろそろ、その準備をしなければならない時期にきている。
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