今回、仕事で高知に行った。朝ドラの舞台に、その時にリアルタイムで行くことができるのは何かの縁だろう。街中には牧野博士のポスターと同様に主演の神木さんのポスターもあふれていた。
それ以上に、私なりのミッションとして思い出すべきは、織田哲郎もあるが、土佐日記なのだろう。帰りの飛行機の搭乗待ちの間、2階で時間をつぶしているときに、「土佐日記」と書かれた和菓子か何かの広告があって思い出した。
『土佐日記』は、土佐への赴任を終えて帰る道中を諧謔を交えてひらがなで書き記した日記文学といわれるが、実際には日記ではなく紀行文なのだろう。そのほとんどが海路である。通常は男性であれば漢文を書かなければならないが、その常識を逸脱するためにあえて女性と名乗ってくだけた文体の文章を書いた。
後に続く日記文学に与えた影響も大きいという。くしくも来年の大河の主役は紫式部。『源氏物語』をドラマ化するわけではなく、その作者の物語であるから、『紫式部日記』に準拠するところも多いのだろう。作品の出来栄えと同様に、その期間の出演者、視聴者、それぞれの日常に何らかの彩をあたえられるような期間になればいい。
高知出張の前に、これも仕事で岡山に行った。どちらも滞在先には大浴場のあるホテルを選んだ。岡山は三井ガーデンホテル。高知はツーリストイン高知。高知での最終日、スナックに行ったが、大浴場が閉まる24時までに帰りたくて、ノミネートしたものの歌わずじまいで店を後にした歌。
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