日立7150とは、現在、健康診断や人間ドックで行なわれる血液検査を行なうための医療機器であり、検体の自動測定および大量処理を可能とした最初の医療機器であった。
技術サイドにいた私は、その開発に関する秘話を耳にすることはよくあったが、東京で働き出してから、その営業サイドのキーパーソンの逸話を耳にする機会を得た。
その話を耳にしたのは、今の職場を紹介していただいた恩人でもあるが、その人は業界を細かく分けると上記の分野と同じ業界にいるわけではない。よって、上記の革新性が細かな業界区分を超越していたという証左となる。
曰く、その営業マンには、学会や展示会で現場を仕切る姿をから「俺がこの業界を背負ってやっているんだ」という自負が漲っていたという。そして、その姿勢は同業他社の立場から見ても、決して反感を抱かず好感が持てるものであったそうだ。
有名無名を問わず、「俺が背負っている」と言う自負は持ってしかるべきで、それなくしては仕事に対するプライドも何もない。
誰しもが、遥かなる地平を目指して、仕事に取り組むべきである。
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