6月の「100分で名著」が民俗学関係ということで、前々から私が関心を持っていることについて、述べます。
おそらく、戦後の世代には疎遠になった風習として、題記のものがあります。
うちの親も戦後生まれなので、すでに過去の出来事として聞くレベルかと思いますが。
いわゆる「夜這い」により、村の若者が若い娘を訪ね、娘が受け入れれば関係は成立する。日が変わって、相手が変わってもそれは問題ない。ある日、娘の妊娠が発覚すると、夫の指名権は娘にある。娘に指名された者は、たとえ遺伝的には実父でなくても、夫婦としてその子を育てなければならない。
私はこれは世界的な近代化により失われた風習だと思っている。不妊の問題も、相性によるところがあるだろう。以前、確率論的に計算したことがある。先天的に夫に原因がある場合と、妻に原因がある場合を足しても、実際の不妊の割合には届かない。
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