来週予定されていたマレーシア出張は、幸いにもフライトを予約する前になくなり、それはそれとして、来週からまた新しいミッションのために働くことになった。
私は気ままな最後の週末を、地域の春祭りに参加して、といっても勝手にぶらぶら歩きまわるぐらいだが、来週からのミッションへと気持ちを切り替えようと思ったが、あいにくの雨で、一度、外に出たものの再び家に引っ込み、参加したとは言い難い。果たして、二日目の明日は満足に参加できるのだろうか。
元首相を狙ったテロに関連して、反共主義のことを考えていた。私が生まれる前の出来事。そして、憲法改正を巡って成立した55年体制は米ソの対立の間、自民党の安定政権として続き、1991年末にソ連が崩壊した後、1993年に自民党が下野して終わった。その間、国民が知らぬ間に宗教団体による浸食は進んでいたのだろう。そのことに深入りすると下品になるのでそうしたくない。
一方、その後、自民党が政権を取り返してからは、憲法改正に関する議論が表面化するようになったと感じている。しかし、我々は日々の生活の中で、どれだけ憲法を遵守することを意識して生活しているだろうか。
憲法について議論するのであれば、法の下での平等とか、基本的人権の尊重とか、もっと高邁で崇高な理念のために議論すべきではないのだろうか。自衛隊が違憲だとかどうとか、そのようなことは政令なり省令なり、極端な話、課長通知レベルでなんとかなるものではないのか。
日本語の中には「包摂」というエモい言語があることを知った。最近流行りの横文字に対する訳語であるが、たまに「包括」と間違えているケースもある。これらの言語も、明治維新で西洋の概念を取り入れた際の造語だろうか。また、中国はそれらの言語を多く取り入れたとのことだが、この「包摂」という言語も取り入れているのだろうか。
もしも憲法改正について議論するのであれば、SDGsやインクルーシブ社会などの延長で議論していただきたい。自衛隊云々は、運用でどうにでもなる問題だろう。
タイトルの英訳は、ほかに候補として「noble」もあったが、「ノブレス オブリージュ」という言葉が一部で汎用され、多少、手垢がついているように感じたためこっちにした。
たまには中二病みたいなコラムもよかろう(注:”中二病”という言葉は中国でも通じるそうだ)。
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