https://www.jrc.or.jp/mr/blood_product/safety/leu_reduction/
献血事業に対してはボランティアとして貢献することはやぶさかでない。
一方で、最近の事業のトレンドを見て思ったことを書く。アイデアをパクりたい人がいればパクって結構。
献血事業の主体は輸血で、その主要成分は赤血球と理解している。上記リンク参照。その際に、白血球は除去されて捨てられているものと理解している。
この白血球を有効活用できないか。その可能性として、現在、国内では4製品が上市されているCAR-T細胞療法の未来形があると思う。
現在、このCAR-T細胞療法の次世代型としてiPS細胞の活用が検討されている。自家細胞を採取して遺伝子導入し、再度、体に戻す代わりに、HLA抗原が一致しているiPS細胞を利用して、その細胞から白血球を分化させ、遺伝子を導入する試みと理解している。
ここで鍵はHLA抗原が一致していることだ。かつてはこのHLAライブラリーを作製しようとする試みが行われ、関西の献血センターも協力していたと記憶している。
HLAが一致していれば、他人の血液でも構わない。それは献血により得られた白血球でも問題ないのではないか。今、使い道なく捨てているのであれば、それを活用する手はないのか。