平日の通勤時間は、らじるらじるでNHK第一のラジオを聴くことが多い。
朝、私がいつも乗る電車は8時5分に北千住に着くのだが、その時刻から「すっぴん」という番組が始まる。日替わりのパーソナリティと、私より少し年上の女性アナウンサー(藤井彩子アナ)との間で繰り広げられる 軽妙なトークを参考に、まだ寝ぼけた頭で年上の女性との甘い会話を妄想したりしている。
先々週の金曜日(11/27)、もうすぐ会社に着こうかという時間帯に下の曲が流れた。
NHKでこの曲がかかる事は意外だったが、とても懐かしく感じた。
この曲は1995年にイギリスのPULPというバンドによって作られたものだ。当時、OASISがビートルズを越えるかという(少なくとも本人達はその勢いで吠えていた)時期だったが、このバンドはそれほど日本では注目されていなかったのではないか。私が知ったのも、その頃、通っていたNOVAという英会話学校でイギリス出身の先生に教えてもらったことがきっかけだった。
この曲は、一見、ポップな感じで明るい曲というイメージだが、詩はとても切ない詩だ。当時、22歳だった私はそのような詩の内容は意識せず、ただ、ノリのいい曲として聴いていた(ここでは本題から外れるのでその詩の内容には言及しない)。
読書でも読んだ回数や読んだ年齢、つまり自分の持つ知識や置かれた状況によってその本から受ける印象が異なるように、音楽や絵やそれ以外のことも同様かもしれない。上の映像にしても、今の自分には「歌っている人が○○さんに似ているな」というのが気になって仕方がないが、当時は(その○○さんとはまだ知り合う前なので、当然ながら)そのような感覚はまったく抱いていない。
当時、分からなかった事や知らなかったことを踏まえた上で、今、改めて過去の出来事や様子、交わした言葉、思い出せることの全てをとらえ直してみる。そうする事が、これからの日々をより充実させる上で大切だと感じている。
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