2024年4月23日火曜日

子育てを振り返る(4)浪人生活の意味

ここでは、長男、次男のどちらに関する記載かは特定しませんので、ご想像にお任せします。直近の体験でもあるので、まだ親として完全に客観的に評価できていない部分もあるかもしれません。

 浪人生活については、私は積極的にアリだと思っています。自分と向き合う良い1年ではないでしょうか。

ずぼらな子、単に高校3年間勉強をさぼっていた子には、1年(場合によっては複数年)受験勉強の期間を延長してあげれば、多くの場合、成績は向上するのではないかと思います。特に高校時代、部活動をやっていた子。たとえ部活動をやっていても、地頭の良い子は両立して現役で突破していく子もいますが、凡人には無理です。時間をかけるしかありません。

一方、繊細な子、神経質な子の場合は、ある意味で自滅により、浪人中に必ずしも思ったほどの成果をあげられない可能性もあると思います。浪人しても、必ずしも皆が第一志望に受かる訳ではないことはご承知の通り。他人との競争というより、自分の規律・モチベーションの問題のように思います。神経質になりすぎて、生活パターンを乱す。夜更かしをして夜型になる、そのせいで午前中寝てしまうなど。それは、本人も予想しなかった展開かも知れません。しかし、自分という人間を知る上では良い経験になると思います。

ここで、大手予備校の集団授業に関しては、その効果は疑ってかかるべきで、完全に信用できない部分でもあります(校舎、講師による差もあるでしょう)。高校時代、授業を聞きながら自学自習できる子であれば問題ないでしょうが(その延長で成果もあるでしょうが)、それが疑わしい場合は、個別指導のところに世話になったほうがいいのではないでしょうか。うちは後者にしました。

少し前までは、つくば周辺には後者に該当するような予備校(塾)は不足していたように思います。ですので、うちの子供たちは浪人時代から自宅を離れて、妻の実家に下宿させて個別指導の予備校に通っていました。しかし、最近はつくばにもそのような個別指導の塾が出来ているようにタウン誌などで拝見しています。

また、浪人することによる副産物として、飲酒・喫煙から1年間遠ざかれる点があるのではないかと思います。成人年齢が18歳になった一方で、20歳未満の飲酒・喫煙の規制は以前よりも厳格になっているように思います。現役で大学進学した場合は、20歳になるのは2回生なので、大学入学後1年以上、我慢しなければなりませんが、浪人生(一浪)の場合は、大学入学後の最初の誕生日までの我慢ですみます。そのことによるトラブルの未然防止効果は、結構大きいのではないでしょうか。

飲酒解禁後に酒で失敗することは、また別の問題としてあるとは思いますが。



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