2024年4月22日月曜日

子育てを振り返る(2)高校受験 その1

時系列ではなく、マイルストーンとして大きなところから取り上げていきたいと思います。まずは、高校受験から。

その前に、うちの子らの状況をお伝えしておきます。
 長男(21)市内公立中/ 土浦一高/ 一浪/ 公立大学・生命環境学部(環境・情報科学科)
 次男(19)市内公立中/ 土浦一高/ 一浪/ 旧帝大・工学部(応用理工学科)

私の見解は、良くも悪くも、この次元からの発言であることをご理解ください。

高校受験の前に、まずつくばに住んでいて大学進学を考えるとすると、竹園ー筑波大という線を基準にすると思います。今でも、親としては、その基準は十分に堅牢なものと思います。むしろ、うちの場合は二人子供がいたので、二人のうち一人は、「家から近いし竹園でいい。大学も筑波大でいい」という子供がいても良かったと思うし、親としてもその線を確保するために、つくばに定住を決めた(家を買った)ところもあります。

しかしながら、結果的に二人とも実家を離れるという選択をしたということは、ある観点からすると子育てに失敗したのかもしれません。ある観点というのは、単に学力だけでなく、性格的なところも含めてです。もっとのんびりした性格に育ってくれても良かったと思います。失敗というより、いい意味で裏切ってくれたとしておきましょうか。

変に偏差値嗜好を強めたり、いわゆる学歴厨でなければ、筑波大を出ていればどのような将来の選択肢でも叶うと思いますが、その点は、親よりもむしろ子供自身の価値観として(つくばに住んでいるとなぜか)筑波大の評価を不当に低くしてしまうという点があるのではないかと思っています。

脱線して大学の話を先にしてしまいましたが、逆に、筑波大関係者や筑波大信者の中には、筑波大学をリスペクトするがゆえに「茗渓学園」という選択をする人がいるかも知れません。その場合にも、竹園高校というのはひとつの大きな物差しになっているのではないかと思っています。

そこで、端的に言って「竹園高校無理そうだから先手を打って茗渓学園(中学)」という選択をすると、(ここでの本題から外れて中学受験という選択になりますが)、得てしてその選択があとあと投資回収しそびれているケースというのを拝見します。茗渓に進んだ知人の親御さんは多くいますが、今でも連絡を取っている方はこのケースからは外れますので、どうか自意識過剰にならないでください。

「竹園高校無理そうだから先手を打って茗渓学園中学」という選択をした方こそ、どこかに負い目があるのか、得てして「茗渓教」(茗渓の良いところ)を熱く語りがちなところがあり、その後、お子さんの進学が思わしくなく音信不通または行方不明というケースが得てして発生しがちです。

子供の教育を熱く語る人ほど、あとあと自分の子供がその基準に達することができずに本人(親自身)が音信不通または行方不明になる、というのはつくばあるあるかな、というところがあると思います。ですので、これから育児が佳境を迎える若い親御さんは、ご注意ください。

あと、なぜ、中学受験を回避したかについても少しふれておきます。
小学校生活を受験からフリーにしておくことと、中学受験によるメリットを比較したときに、前者のほうが大きいと判断したからです。中学受験はメリットのみが注目されますが、
落ちこぼれた場合のリスクについては誰も目を向けません。おそらく、上昇志向の強い人達に形成されている市場ですから、そのような集団は切り捨てられて顧みられないのでしょう。

現に、市内にある公立中等一貫校すらも、表向き語られることはありませんが、入学時に誓約される途中での転校を余儀なくされるケースは多く聞き、実際に下位に固定された集団の学生生活は悲惨であることが漏れ伝わってきます。

長くなりましたので、2回に分けます。本題は、次回。

 

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